2015/12/16

ボストンマラソンで調べ学習してみよう(2)

以前の投稿で、「自分で調べることが大切」という思いから「手とり足取りの解説はしません」と書きましたが、今回は私の「調べ方」を紹介してみたいと思います。
こうしたらもっと効率よく調べることができるよ、というあなたのテクニックがありましたらぜひ教えてください。

1. 一般の報道ではどのように伝えられているか調べる
大体2〜3分くらいのニュース映像が見つかることが多いです。
ボストンマラソンではこんなところでしょうか。

Boston Marathon Bombings - Clear footage

ここでの目的は「土地勘」を付けることです。
いちど土地勘が付くと、その後さまざまな写真や映像を見たときに「映像のあの箇所と同じ場所だ」とか「この人物は前の映像にも写っていた」のように、それぞれの資料が頭の中で結びつくようになります。

2. Googleストリートビューで現場に行ってみる
土地勘の強化です。
少し時間がかかることもありますが、結局効率が上がります。
今回は「Boylston Street Boston」 で検索してみます。




3. 報道とは異なる主張を探してみる
「boston marathon hoax」などで検索してみましょう。
今回の記事を書く中で「Tsarnaev Trial - Exhibit 11c」 という面白いキーワードが見つかりました。
YouTubeの「Storyful News」というアカウントが2015年3月12日にボストン・マラソン関連動画を10個ほどアップしたようですね。「11c」以外にも貴重な映像がありました。
過去の事件も調べ直すと新しい発見があるものです。
資料と出会ったときは【Debunking operation】(暴露作戦)の可能性も疑う必要があります。
私はこの暴露作戦という言葉を最近知りました。後ほど解説したいと思います。

Boston Bombing - Tsarnaev Trial - Exhibit 11c

6分53秒間の長回し(カットせずにカメラを回し続けている)映像です。
コメント欄に色々な考察が書かれています。


4. 気になる部分を調べる
重要と思う箇所の数秒間を繰り返し見てみましょう。
動画をフレームごとの画像に切り出して調べることもあります。
(私は4K Video Downloaderとffmpegを使っています)
コメントでも指摘されている2分13秒前後の足首の裂傷は、私には不自然に見えました。
3分39秒で写っている「LensCrafters」という看板は詳しい場所の特定に役立ちました。


ストリートビューの時計アイコンで2011年7月を選択すると看板の文字が確認できます。



5. 報道とは異なる主張への「反論」を探してみる
今回はYahoo!知恵袋から一つ見てみましょう。
ボストン・マラソンテロってやらせの匂いが凄いんですが・・・・・... - Yahoo!知恵袋
2013年5月6日ということは事件から1ヶ月弱、わりと早い段階でのやりとりですね。
質問者、回答者の、他の質問や回答を見てみることも重要だと思います。

質問者の本文にはありませんが、回答者がジェフ・バウマンとニック・フォークトについて触れていますね。
どの方向の主張に対しても、まずは耳を傾ける姿勢が大切です。
事なる意見に耳を傾けず、自分の現時点の推論を曲げないというのは、報道を鵜呑みにしていることと大差ありません。

反論も調べることで「なるほど自分の推論に否定的な根拠だ。この部分を再考察しよう」 といった機会にもなりますし、再度調べることで結論が変化してもしなくても「蓋然性」は上がります。


以上、私の「調べ方」の紹介でした。
さて、最後に本文中でも使用した用語について書いておきます。

【Debunking operation】(暴露作戦)
①もっともらしい陰謀暴露を見せる
②それが実は良くできた偽物だったと、トリックを明かす
③人々は最初はすごいと思ってるだけに、なあんだ…となり、他の物も信用しなくなる
④こうする事で心理的に二倍かそれ以上の効果をもたらす
私がよく見ているサイト様から、説明を引用させていただきました。
Trans Princess暴露作戦に警戒し、ちょっぴり慎重になっていますね…☆

2015/12/14

ボストンマラソンで調べ学習してみよう(1)

Boston Marathon Bombing
最近の事件からも調べ学習の題材を一つ。
2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件を覚えていますか?
残っている映像や画像が豊富なので調べ学習に最適です。
少しおさらいしておきましょう。

日時:2013年4月15日14時45分頃(現地時間)
場所:第117回ボストンマラソンのゴール付近(マサチューセッツ州ボストン)
武器:圧力鍋による爆弾
死傷者:死者5名、負傷者299名

さて、この事件についても、これほど多くの死傷者はいなかったのではないかという主張がみられます。
ニュースではどのように報道されたか、その報道にどのような疑惑の主張があるか、その疑惑の主張にどのような反論があるか、様々な視点で調べてみてください。

大切なことを確認しておきましょう。
まだ調べ学習を始めていない現段階では、ほぼ報道どおりの出来事が起きたのか、報道とは大きく異なったことが起きたのか、どちらの結論の推論も成り立たないほど蓋然性(もっともらしさ)は低いということです。
表現を変えると、どちらの結論にせよ「根拠が決定的に足りない」と言うことです。
「ニュースで見た」だから「もっともらしさは充分」と考える方がいますが、大勢の人々、組織が協力して嘘をつく可能性があることは911の調べ学習を通じて感じてこられたと思います。

以前の投稿で、報道とは異なる主張を探す検索キーワードとして、【hoax】(作り話)、 【crisis actor】(クライシスアクター)、【false flag】(偽旗作戦) を紹介しました。
ボストンマラソンについてはこれらのキーワードを含めなくても、充分に報道と反対の意見、画像・動画の資料がヒットするようになりました。

最近の銃乱射事件などでは、その日のうちに報道と反対の意見が多数上がることも珍しくありません。
「おや、なんか怪しいな?」と思ったら「事件名 + hoax」で検索してみるクセをつけるといいでしょう。
海外の事件であれば、日本のニュースのヘッドラインに載るころには、本国では幾つかの反対意見が上がっていることも多々あります。
たった数十秒の手間です。これを惜しむ理由はほとんどないと思います。
「ニュースで見た」だけでは「根拠が決定的に足りない」ということが、こういった作業を繰り返すことで実感できるようになると思います。

さぁ、今回も問題をいくつか。
流血や怪我人の映像が苦手、という方も多いでしょう(実は私もです)。血糊かも知れないと思えば結構見れるものです。

Q1. 爆風、爆音、閃光について調べよ。また、この中で強力な殺傷力をもつものはどれか考えを述べよ。
Q2. この事件で両足を失ったとされる、ジェフ・バウマン(Jeff Bauman)という人物について調べ、どのような疑惑が主張されているか述べよ。
Q3. ジェフ・バウマンへの疑惑について、どのような反論があるか述べよ。

最後に、英語の事件記事の検索キーワードを紹介しておきますね。
乱射事件:【shooting】(例:WDBJ Virginia shooting、Sandy Hook Elementary School shooting)
爆破事件:【bombing】(例:Boston Marathon bombing)
shootingの例の事件は、日本ではあまり知られていませんが、調べると様々な主張がみられます。

2015/12/01

911で調べ学習してみよう(2)

Discussions
さて前回の続きです。
全10問。

  • Q1. ラリー・シルバースタインは当時、ワールド・トレード・センターについてどのような権利を持っていたか。

  • Q2. ラリー・シルバースタインは事件当日、消防官と何を相談し、決断したか。

  • Q3. 火災で崩落した建物の例、爆破解体で崩落した建物の例、WTC7の崩落について調べ、共通点と相違点を述べよ。

  • Q4. WTC7が爆破解体であった場合、事件当日に爆破解体を準備、実行できる可能性について意見を述べよ。

  • Q5. WTC7の崩落が火災と周りからの瓦礫による損傷であった場合、その蓋然性について述べよ。

  • Q6. ラリー・シルバースタインはWTC7の爆破解体に関わったわけではないとする説にはどういったものがあるか例を挙げよ。

  • Q7. WTC7の崩落がラリー・シルバースタインなどが関わる爆破解体であり、混乱の事件当日、半日で爆破解体を実行するのが困難である場合、爆破解体は事前に用意されていたことになる。
    前述が真である場合、WTC7の予定爆破解体とWTC1、WTC2が何らかの理由で崩落したこととが関係があると考えられるか、偶然であると考えられるか、あなたの考えを述べよ。

  • Q8. WTC1、WTC2への攻撃に関わった者、ペンタゴンへの攻撃に関わった者、4機の航空機の墜落に関わった者たちが、互いに関係しているとした場合、その蓋然性について述べよ。

  • Q9. 目撃者(witness)へのインタビュー映像にはクライシス・アクターであるとされるものがある。これらについて例を上げ、あなたの考えを述べよ。
    私のお気に入りを1つご紹介 - 9/11 WTC Fake Interview Fail

  • Q10. これらの調べ学習を踏まえて、911のようなテロ攻撃への対抗を大義として始まった「対テロ戦争」の妥当性について、あなたの考えをその理由とともに述べよ。


コメントでの回答お待ちしています。
部分回答でもいいですよ。

911で調べ学習してみよう(1)

Je ne suis pas un magicien / I am not a magician
頭の体操がてら、調べ学習の練習をしてみましょう。
アメリカ同時多発テロを復習して、対テロ戦争の妥当性を再考しようと言うものです。
ボリュームがありますから無理にいっぺんに考察しようとする必要はありません。
何回かに分けても、じっくり時間をかけ、自分の頭で考えることが大切です。

調べを進める中で、幾つかのミスディレクションやディスインフォメーションと思われる情報に出会うでしょう。
それもこのワークショップの狙いです。もし出会わなければ調べが足りないと言えるでしょう。
その情報が意図を持った操作であるかどうか検討するクセもつけなければなりません。

若い世代の人は「911のときはまだ小さかったからよく覚えてない」という方もいますね。
報道の嘘がバレ始めた大きな転換点であり「対テロ戦争(War on Terror)」という言葉の出発点でもあるので、勉強するには良い材料ですよ。

さて、この後はクイズ形式になります。
家族や友人たちと意見交換しながら進めるのもお勧めです。
コメント欄にあなたの回答を書いていただければ私も返信いたします。
人と話す、文章に書く、というのは考えの整理には最適です。

正解というのはありません。
確かなことは、自分で調べ、考えることでどのような結論になろうとも事柄の『蓋然性』が高まるということだけです。
私自身は今のところ、こういった考察から「対テロ戦争に妥当性は無い」という結論になっています。

問題中で「○○である場合」を書かれている箇所は「○○が真であると仮定した場合」という意味です。「数学的帰納法」でよく出てくる記述ですね。
「○○が真である」 と主張したいのではありません。前提の上で推論を重ねて『蓋然性』を高めることが目的です。

前置きが長くなってしまったので、問題は次の投稿にまわしましょう。

最後に今回使用した用語について書いておきます。
「被害者のみならず加害者になり得る」というのはディスインフォメーションの連鎖に取り込まれた場合ですね。
蓋然性を高めるクセをつけることが、この連鎖から抜けるコツです。

【ミスディレクション】
事柄の要点から注意をそらすこと。
マジックのテクニックでもある。

【ディスインフォメーション】
故意に流す虚偽の情報。
ディスインフォメーションを意図的に行う者は事柄全体と関わっている可能性が高い。
虚偽の情報に誘導された者が、意図せず二次的に他の者を誘導してしまう。

そんなに大勢で嘘をつくはずがない!

Revolution
友達とボール遊びをしていて、お隣さんの植木鉢を割ってしまったとします。
さぁ、この事実を隠蔽するか他の誰かのせいにしなくては!
「おい、みんな!僕達がやったの内緒にしろよ!」
「誰か、今日は僕達ここで遊んでなかったよって、言ってくれるような人いないかな?」

大変仲の良いご近所付き合いで、僕達が遊んでいる声だけで、みんなどこの誰だかわかります。
…おそらく僕達に勝ち目はないでしょう。なるべく早くゴメンナサイしてしまうのが最善です。
(半分私の実話です。口裏合わせを試みましたがその日のうちにゴメンナサイしました)

さて、ニュースになるような大事件を隠蔽したり、誰かのせいにしたりするのはこれよりはるかに大変です。
「だからニュースで言ってることは嘘ではないと思う」
確かにこれは『証拠』とは言えないけれど、かなり強力な『根拠』です。
しかしこれを覆すような『根拠』がゴロゴロでてきてしまったら、そのニュースが嘘である方向へ『蓋然性』は否が応にも高まっていきます。

このことを「うん。それは確かにそうだ」と思えない方は、これ以降の投稿を読んでいただいてもお互いに得るものは少ないかも知れません。
そんな方はきっといい人たちなのだと思います。
「そんな大掛かりな嘘が度々報道されるわけがない!」

しかし一度、幾つかのニュースを根気よく検証した上で、ある程度の『蓋然性』の高さで「嘘」いう結論に至る経験をすれば、
「他にも嘘のニュースがあるのか…」
と腑に落ちた形で絶望を味わえる日もそう遠くはないと思います。
今はそのような人が1%に満たないけれど、数年後には半数を超えるのではないかなという印象です。
そこまでいけば大逆転まではかなり速いかも知れませんね。

911以降、インターネットと情報端末の普及も、でっちあげ事件の数も格段に上がっています。
航空機墜落事件、銃乱射事件の多くは嘘が含まれるものが多いですね。
条件が揃っているので「蓋然性を低いままにしておかない人たち」 が増え続けています。

最後に「嘘の事件」には幾つかに分類できることを説明しておきましょう。

1. 実際に事件を起こし、死傷者も出すが、他の誰かのせいにする。(アメリカ同時多発テロなど)
2. 死傷者が出たように報道するが、実際の死傷者はゼロまたは極少数。(ボストン・マラソンなど)
3. 実際には何も起きていないのに、事柄が起きたことにする。(米軍のイスラム国への空爆など)

手とり足取り「ほら、僕の言ったとおりでしょう?」といった解説はあまりしません。
幾つかの事件について自分で調べ、蓋然性を高めてみてください。
結局は自分で調べるクセがつかないと、テレビの代わりに誰かの意見を鵜呑みにするままなのです。
それではやはり意味がありません。

推論についてのお話

Thinking
「この2個の箱のどちらにプレゼントが入っていると思う?」と聞かれて、あなたがどちらか一方を選んだとしましょう。
「どうしてこちらを選んだの?」 と聞かれたときにはどう答えるでしょうか?
いろいろな答えが考えられるでしょう。
「持ち上げてみたらこちらが重く感じた」、「なんとなく」、「前の人のときはこちらの色の箱にプレゼントが入っていたから」、「隣にいる人がこちらを選べと言ったから」、「両方の箱に串を何本か刺してみたらこちらだけ何かにぶつかった」など。
実際に箱を開けてみるまでは『証拠』と言えるほどのものは何もありません。ここで挙げられたのは『根拠』といったところでしょうか。

推論がどれくらいもっともらしいかを示す『蓋然性』 という言葉があります。
箱を開けて『証拠』を確認できないときは『根拠』を集め検討し『蓋然性』を変化させるしかありません。

事件や事故の報道を見聞きした瞬間は、その事柄の『蓋然性』は、本当とするにも嘘とするにも『根拠』不足のために低すぎます。
自分で調べて、考え、ときには人と意見を交換して『蓋然性』を高めていきましょう。
そのときどきで「本当」の方向に蓋然性が高まることもあれば「嘘」の方向に蓋然性が高まっていくこともあります。

ちょっと意外な話を友人から聞いたとき、「本当?」と言ってさらなる『根拠』の提示を無意識に求めるでしょう?
テレビや新聞・雑誌に「本当?」とたずねることはできません。
ですから自分で調べましょう。
現在はやはりインターネットが一番便利ですね。
「インターネットの情報が常に正しい」と言っているのではありません。
「インターネットには様々なスタンスからの異なる意見や情報が多くある」ということです。
いろんなスタンスの情報を集め、考え『蓋然性』を高めましょう。

メディアをコントロールできる人は『蓋然性』を高める作業を怠る人たち、怠ってることに気付いていない人たちを、まとめて騙すことができるのです。
騙されたままでいるより、本当かどうかわからないけれど、いくらか蓋然性の高い結論をみんなが持っているほうがいいでしょう?
知らないうちに被害者であるばかりか加害者になってしまうこともあると思います。

「あなたはどうしてそう思うのですか?」の問いに「テレビでそういっていた」と答える人を私は相手にしません。私が欲しているのはテレビの情報の又聞きではなく、その人の意見・考え方ですから。
自分と異なる意見を答える人に出会えるとシメシメと思います。
自分の蓋然性を高めながら、結論の変化も生まれるかも知れないのですから。

経験上、大げさに報道される、死傷者が出るような事件・事故の半分以上には嘘が含まれていると感じています。
アメリカ同時多発テロ、対テロ戦争、東日本大震災、イスラム国…例を上げればきりがありませんが、多くの事件は繋がっていますので、コツを掴めば『蓋然性』を高める作業は飛躍的に効率化できます。

嘘を見破るというより『蓋然性』を低いままにしておかないクセをつけましょう。
全てのことには無理ですが、大切なことに対してはね。

はじめに

Got a secret, can you keep it?
このブログでは宇宙人もスピリチュアルな話題も出てきません。
ここではそういったものは抜きで、今の世界はどうなっているのか、考え方や意見の交換がしたいと思っています。

「私は○○について今のところ、こう考えています」という記事が多くなります。
そのとき、なるべく根拠を一緒に書いていきます。
(帰納による)推論は絶対に正しいとは言えないので、根拠を提示することしか出来ません。
新たな根拠に出会う機会があれば、結論も変わって行くと思いますし、それが大切だと思います。

私がこのブログで伝えたいことは、
『報道や教育(また、それによって常識とされている事)には多くの嘘が含まれているので、なるべく騙されないようにしよう』
『現在の金融の仕組みについて考えよう』
の2点です。

多くの人が、情報を鵜呑みにしないで考えるようになれば、みんなもっと豊かになれるかなと思っています。

最後に、記事をお読みいただいた方が、ご自分で「調べる」ことを始めるときに参考になりそうなキーワードを紹介します。

【hoax】(作り話)
主要メディアとは異なる主張を調べるときに便利。
例えば「バリの爆破事件は嘘である」とする主張がないか調べたいときに
「paris bombing hoax」のように検索するなど。
動画や画像の資料が多くヒットする。

【crisis actor】(クライシスアクター)
作りものの報道に使われる役者。
事件の被害者(死体役を含む)や証言者として映像や写真に使われる。
デモや暴動の参加者としても使われる。

【false flag】(偽旗作戦)
他の存在が行っているように見せる手法。
「○○というテロリストグループの犯行」と報道されるとき、実際には他の組織がそれを行なっているなどの状態。
クライシスアクターを使用して、架空のテロを作り出すことも多い。

【中央銀行制度】
その国での金融機構の中核。日本では日本銀行。
各国の金融機構は、その国の政府が管理権限を持っていると思いがちだが、そういった国は逆に少なく数ヶ国しか無い。

【通貨発行権】
通貨を発行する権利。日本を含む多くの国で、政府がこの権利を有していると言えない。

【信用創造】
銀行がお金を貸すことによって(それまで存在しなかった)お金が作り出される。
また、貸し出しで作り出されたお金は、そのお金が返済されたときに消し去られる。
一見、不思議に見えるこの方法は、現在の日本でも合法的に行われている。