2015/12/01

911で調べ学習してみよう(1)

Je ne suis pas un magicien / I am not a magician
頭の体操がてら、調べ学習の練習をしてみましょう。
アメリカ同時多発テロを復習して、対テロ戦争の妥当性を再考しようと言うものです。
ボリュームがありますから無理にいっぺんに考察しようとする必要はありません。
何回かに分けても、じっくり時間をかけ、自分の頭で考えることが大切です。

調べを進める中で、幾つかのミスディレクションやディスインフォメーションと思われる情報に出会うでしょう。
それもこのワークショップの狙いです。もし出会わなければ調べが足りないと言えるでしょう。
その情報が意図を持った操作であるかどうか検討するクセもつけなければなりません。

若い世代の人は「911のときはまだ小さかったからよく覚えてない」という方もいますね。
報道の嘘がバレ始めた大きな転換点であり「対テロ戦争(War on Terror)」という言葉の出発点でもあるので、勉強するには良い材料ですよ。

さて、この後はクイズ形式になります。
家族や友人たちと意見交換しながら進めるのもお勧めです。
コメント欄にあなたの回答を書いていただければ私も返信いたします。
人と話す、文章に書く、というのは考えの整理には最適です。

正解というのはありません。
確かなことは、自分で調べ、考えることでどのような結論になろうとも事柄の『蓋然性』が高まるということだけです。
私自身は今のところ、こういった考察から「対テロ戦争に妥当性は無い」という結論になっています。

問題中で「○○である場合」を書かれている箇所は「○○が真であると仮定した場合」という意味です。「数学的帰納法」でよく出てくる記述ですね。
「○○が真である」 と主張したいのではありません。前提の上で推論を重ねて『蓋然性』を高めることが目的です。

前置きが長くなってしまったので、問題は次の投稿にまわしましょう。

最後に今回使用した用語について書いておきます。
「被害者のみならず加害者になり得る」というのはディスインフォメーションの連鎖に取り込まれた場合ですね。
蓋然性を高めるクセをつけることが、この連鎖から抜けるコツです。

【ミスディレクション】
事柄の要点から注意をそらすこと。
マジックのテクニックでもある。

【ディスインフォメーション】
故意に流す虚偽の情報。
ディスインフォメーションを意図的に行う者は事柄全体と関わっている可能性が高い。
虚偽の情報に誘導された者が、意図せず二次的に他の者を誘導してしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿